📘 Hugoとは?(まずは全体像を理解する)
Hugo は Go言語で作られた静的サイトジェネレーター(SSG) です。
Markdownで書いた記事を HTML に変換し、高速に Web サイトを生成できます。
Hugoの特徴
- とにかくビルドが速い(数百記事でも一瞬)
- サーバー不要(静的ファイルなのでどこでもホスティング可能)
- Markdownで記事を書くだけ
- テーマが豊富(PaperMod、Stack、LoveIt など)
- GitHub Pages / Netlify / Cloudflare Pages と相性抜群
補足:Hugo は CMS ではありません。WordPress のように管理画面はなく、ファイルベースで管理します。
⚡ Hugoで何ができるのか?
Hugo はブログだけでなく、以下のようなサイトにも向いています。
🔹 ブログ・技術メモ
Markdownで書けるため、エンジニアやクリエイターに人気。
🔹 企業サイト・LP
高速でセキュアなため、企業サイトにも採用例多数。
🔹 ドキュメントサイト
Hugo公式テーマ「Docsy」など、ドキュメント向けテーマも豊富。
🔹 ポートフォリオサイト
画像や作品をまとめるサイトも簡単に構築できます。
🆚 Hugoと他のツールの違い(WordPress / Jekyll / Next.js)
初心者がつまずきやすいポイントを比較しながら整理します。
🔸 Hugo vs WordPress(CMS)
| 項目 | Hugo | WordPress |
|---|---|---|
| サイト生成 | 静的 | 動的 |
| セキュリティ | 高い | 低め |
| 速度 | 爆速 | 遅くなりがち |
| 管理画面 | なし | あり |
| 運用コスト | ほぼ無料 | サーバー代が必要 |
注意:管理画面が欲しい人は WordPress の方が向いています。
🔸 Hugo vs Jekyll(SSG)
| 項目 | Hugo | Jekyll |
|---|---|---|
| ビルド速度 | 圧倒的に速い | 遅い |
| 言語 | Go | Ruby |
| セットアップ | 簡単 | Ruby環境が必要 |
| テーマ数 | 多い | 多い |
🔸 Hugo vs Next.js(SSG/SSR)
| 項目 | Hugo | Next.js |
|---|---|---|
| 学習コスト | 低い | 高い |
| サイト生成 | 静的 | 静的+動的 |
| 拡張性 | 中 | 高 |
補足:Hugoは「高速でシンプルな静的サイト」、Next.jsは「動的も扱えるアプリケーション向け」という違いがあります。
🛠️ Hugoの基本構造を理解しよう
Hugo のプロジェクトは以下のような構造になります。
my-site/
├── content/ # 記事(Markdown)
├── layouts/ # テンプレート
├── static/ # 画像・CSS・JS
├── themes/ # テーマ
└── hugo.yaml # 設定ファイル
ポイント:記事は
content/に Markdown で保存するだけ。
テーマはthemes/に置き、hugo.yamlで指定します。
✍️ Hugoのインストールと初期セットアップ
1. Hugo(Extended版)のインストール
# macOS(Homebrew)
brew install hugo
# Linux(Debian/Ubuntu)
sudo apt install hugo
注意:テーマによっては SCSS を使うため、Extended版が必要です。
2. 新規サイトを作成
hugo new site blog --format yaml # YAML形式で設定ファイルを生成
cd blog
3. テーマを追加(例:PaperMod)
git init
git submodule add https://github.com/adityatelange/hugo-PaperMod.git themes/PaperMod
hugo.yaml にテーマを設定:
theme: ["PaperMod"] # 使用するテーマを指定
4. 記事を作成
hugo new posts/hello-hugo.md
生成されたファイルを編集:
---
title: "Hello Hugo"
date: 2025-12-24T10:00:00+09:00
draft: false
---
Hugoで最初の記事を書きました!
5. ローカルでプレビュー
hugo server -D # ドラフト記事も表示
ブラウザで http://localhost:1313/ を開いて確認できます。
🌐 Hugoで作ったサイトはどこに公開できる?
Hugoは静的ファイルなので、ほぼどこでも公開できます。
- GitHub Pages(無料)
- Netlify(無料枠あり)
- Cloudflare Pages(無料)
- Firebase Hosting
- Vercel
補足:初心者には GitHub Pages + GitHub Actions が最も簡単でおすすめ。
🧭 Hugoが初心者に向いている理由
- Markdownで書くだけなので学習コストが低い
- 高速ビルドでストレスがない
- テーマが豊富でデザインに困らない
- GitHub Pagesと相性抜群で無料運用できる
- セキュアで壊れにくい
「ブログを作りたいけど、WordPressは難しそう…」
そんな人にこそ Hugo はぴったりです。
🔍 よくある疑問Q&A
Q. プログラミング知識は必要?
→ 不要です。 Markdown と簡単な設定だけでOK。
Q. テーマは後から変更できる?
→ 可能です。 ただしレイアウトが変わるため調整が必要な場合があります。
Q. 画像やCSSはどう管理する?
→ static/ フォルダに置くだけで利用できます。
📚 参考リンク
- Hugo公式
https://gohugo.io/ - PaperModテーマ
https://github.com/adityatelange/hugo-PaperMod - 静的サイトジェネレーター比較
https://jamstack.org/generators/
🚀 拡張案(次のステップ)
- PaperModテーマのカスタマイズ
- GitHub Actionsで自動デプロイ
- OGP画像の設定
- 独自ドメインの設定
- Google Analyticsの導入
- カテゴリ・タグの整理とSEO最適化
初心者でも Hugo は必ず使いこなせます。
まずはローカルで動かしてみて、Markdownで記事を書く楽しさを体験してみましょう!