🧭 はじめに:静的サイトはSEOに弱いって本当?

「静的サイトはSEOに弱い」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、これは半分正しくて、半分誤解です。

結論から言うと、

静的サイトはSEOに弱くありません。むしろ高速で軽量なため、SEOに強い側面が多いです。

ではなぜ「弱い」と言われるのか?
どうすれば静的サイトでも検索上位を狙えるのか?
この記事では初心者にもわかりやすく、丁寧に解説します。


🧱 静的サイトとは?(まずは前提を整理)

静的サイトとは、事前に生成されたHTMLファイルをそのまま配信するサイトのことです。
Hugo・Jekyll・Next.js(SSG)・Astro などが代表的です。

静的サイトの特徴

  • 表示が高速(サーバー処理が不要)
  • セキュリティリスクが低い
  • GitHub Pages や Netlify で無料公開できる
  • CMSのような動的処理は苦手

補足
「静的=古い」というイメージがありますが、近年はJAMstackの普及で再評価されています。


🔍 静的サイトはSEOに弱いと言われる理由

実は、静的サイトそのものが弱いのではなく、運用方法によって弱く見えるだけです。

よくある誤解ポイント

  1. 更新頻度が低くなりがち
    → CMSのように管理画面がないため、更新が面倒と感じる人が多い。

  2. 内部リンク設計が弱い
    → 自動で関連記事を生成しないテーマもある。

  3. メタタグや構造化データを自分で設定する必要がある
    → 初心者はここでつまずきやすい。

  4. サイトマップやrobots.txtの設定を忘れがち
    → 動的CMSでは自動生成される部分。

注意
これらは「静的サイトだから弱い」のではなく、設定を怠ると弱くなるだけです。


🚀 静的サイトがSEOに強い理由

実は、Googleが重視する指標の多くは静的サイトが得意とする部分です。

静的サイトがSEOに強いポイント

  • 表示速度が速い(LCP改善)
  • サーバー負荷が少ない
  • モバイル表示が安定しやすい
  • 不要なスクリプトが少なく、読み込みが軽い
  • セキュリティが高く、エラーが少ない

特にHugoやPaperModは、Core Web Vitalsで高得点を取りやすいのが大きなメリットです。


🛠️ 静的サイトで必ずやるべきSEO対策(初心者向け)

ここからは、静的サイトでもSEOを強くするための実践的な方法を紹介します。


🗺️ 1. サイトマップとrobots.txtを整備する

Hugoなら自動生成されますが、設定を確認しておきましょう。

# hugo.yaml のSEO関連設定
enableRobotsTXT: true   # robots.txt を出力
canonifyURLs: true      # 正規URLに整形
sitemap:
  changefreq: daily     # 更新頻度
  priority: 0.5
  filename: sitemap.xml # 自動生成される

補足
GitHub Pages でも問題なく動作します。Search Console への登録も忘れずに。


🧩 2. メタタグ(title / description / ogp)を最適化する

PaperMod なら config で設定可能です。

params:
  description: "サイト全体の説明文"
  defaultTheme: auto
  ShowShareButtons: true

注意
description が空だと検索結果で不利になることがあります。


🔗 3. 内部リンクを強化する(関連記事・タグ・カテゴリ)

静的サイトは内部リンクが弱くなりがちです。
PaperMod の設定で改善できます。

params:
  ShowReadingTime: true
  ShowBreadCrumbs: true
  ShowPostNavLinks: true   # 前後記事リンク
  ShowRelated: true        # 関連記事

🖼️ 4. 画像最適化(WebP / 圧縮 / srcset)

静的サイトは画像最適化を自動化しないと重くなりがちです。

Hugo の image processing を使うと高速化できます。

{{ with resources.Get "images/sample.jpg" }}
  {{ $webp := .Resize "800x webp" }}
  <img src="{{ $webp.RelPermalink }}" alt="サンプル画像">
{{ end }}

📈 5. Search Console でインデックス状況を定期チェック

静的サイトは更新をGoogleに伝える仕組みが弱いため、URL検査でインデックス登録を促すのが効果的です。

補足
新規記事は「インデックス登録をリクエスト」しておくと反映が早くなります。


🧪 6. Core Web Vitals を改善する

静的サイトは高速ですが、以下の点でつまずくことがあります。

  • 画像が重い
  • フォント読み込みが遅い
  • JavaScriptを読み込みすぎ

注意
PaperMod は軽量ですが、外部スクリプトを追加しすぎると台無しになります。


🧯 よくあるつまずき(チェックリスト)

  • baseURL が正しく設定されているか
  • sitemap.xml が 200 で取得できるか
  • robots.txt が公開されているか
  • canonical が重複していないか
  • 画像が重すぎないか
  • 内部リンクが不足していないか

📚 参考リンク


🔧 拡張案(次にやると良いこと)

  1. 構造化データ(JSON-LD)を追加
  2. 記事テンプレートを最適化してSEOを標準化
  3. GitHub Actionsで自動デプロイ+リンクチェック
  4. 画像最適化パイプラインを導入(WebP自動生成)
  5. 内部リンクを自動生成するスクリプトを追加

✅ まとめ

  • 静的サイトはSEOに弱いわけではない
  • むしろ高速で軽量なため、SEOに強い側面が多い
  • 弱く見えるのは「設定不足」や「内部リンク不足」が原因
  • 基本のSEO対策を押さえれば、検索上位は十分狙える